比叡山高校(滋賀) vs. 大阪偕星高校(大阪)

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

野球はツーアウトから。
特に高校野球はそう言われてきた。

第1回全国中等学校優勝野球大会が開催されてから100周年の節目を迎えた甲子園の高校野球大会。

私の地元比叡山高校野球は16年ぶりの出場とあって応援バス50台はすぐに満席となり熱気を帯びていた。

対戦する激戦区大阪代表の覚悟を背負う大阪偕星高校は春夏通じて初勝利に向けてがむしゃらに練習をしてきた選手たちである。

まさに記念大会を象徴する素晴らしい試合であった。

9回裏ツーアウトに代打で登場した大会ノーヒットで控えに甘んじていた小さいながらチームをまとめ上げてきた河合キャプテンを代打に送った河畑監督。
2塁ランナーを返せば同点の場面でツーストライクと追い込まれながらも見事タイムリーを放ち同点の歓喜でスタンドが湧いた。
ツーアウトツーストライクからのドラマが甲子園なのだ。

延長10回、比叡山の真骨頂全員野球の総力戦はピッチャーを四人つぎ込んでの継投。
ツーアウトまで追い込みながらもそこからの大阪偕星の6安打で一挙4点をあげ粘る比叡山をつきはなし甲子園に初校歌を響かせた。


100年の歴史の中で大阪対滋賀の対決は4回だけと比較的少ない。
その試合は全て大差で大阪代表に敗れてきた中で今大会の滋賀代表の比叡山の接戦は見事と称えたい。

試合後、大粒の悔し涙を拭うこともなく土を集めるナイン…。
その顔から練習をしぬいてきた自分への闘いを終えたものにしか流せない涙であると私は感動させられた。

流すだけ流したら次へ切り替えるのが青春。
その悔しさと涙はいつか必ず人生で役立つ。
体験したものにだけに与えられる神様からの贈り物だ。

熱い甲子園の闘いはまだまだ続く。

それぞれの夏を本当に応援したい。

甲子園を目指したものとして、
皆さんの夢に私の叶わなかった夢を重ね合わせていさせていただけることに感謝。

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