10年後に機業数半減・・・?!

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

本日の繊維ニュース紙一面にタイトルのような見出しが書かれた。
タオル発祥の地、大阪タオル産地が産地として継続していけるか
岐路に立たされているというニュースであった。

織機の更新時期を迎える中、後継者不足や収益面の問題から更新をせずに
廃業を選択する機業が出てくるという問題である。

いとへんの業界全般からみれば後継者問題や輸入品におされ
廃業というニュースは多い。

様々な要因があったとしても日本の文化を支えてきた技術が継承されないことは
残念でならない。

私は10年前にタオル業界に素人同然ながらスタートさせ
常々産地の業界繁栄を願って行動をさせていただいてきている。

それは毎日使用する優しいタオルの完成するまでのストーリーが
すばらしく、身をもって体感したからに他ならない。

メーカーに利益を確保してもらえるようにしながら
お客様には流通コストや生産コストを自社運営に置き換えモットーにしている。

しかし、実質本来ものづくりにかかるコストを転嫁できているメーカーは少ないのが現状である。

タオルという日常品の優劣をコストで収めてしまう消費者の風潮を変化させない限りは
タオルの一般価格は上がってこない。
その販売にたつ小売業者の方も安売りを目玉にして消費者意識をあおる概念を捨てていく勇気を
持たない限り業界の繁栄は遅れるばかりである。

現在100社の大阪タオル工業組合の加盟者は1980年代には700社近くまであったそうである。
2025年には50社程度になってしまうのではないかと言われている。
タオルは設備投資が必要であることと一社でタオルが完成するのでなく産地をとりまく
連携工場で成り立っているが故に連鎖廃業があれば機能を失ってしまう可能性も高い。

ものづくりの生産性を高め稼働率をあげる努力を機業社は努めていくことに加え
私達販売社が努めることはいかにタオルという日本文化に根付いたもの作りが素晴らしく
必要不可欠なものであるかの魅力を消費者ならびに後継者に伝えていくかが
大事である。

生活に根付いたタオルを作る企業が無くなってしまってからではもう遅い。

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