長渕剛さんへ届ける勇気

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

東京を出る前は意気揚々と行動することにためらいはなかったつもりだった。

だけど溢れる人混みで携帯ばかり眺める山手線車内の空気に
私はひとり何に立ち向かおうとしているのかと自分が馬鹿らしくなってしまった。

「誰もお前を止めやしないよ。」
「好きにやれば。」
「きっと会えないよ。」
「馬鹿だね。成長しないのか。」
「懲りないね。意味ないし。」
「失礼だとは思わないのかな…」

そんな声が聞こえてくるように思えた瞬間、ひるんでしまった。

「そうか私は学びがないよな…」

長渕剛さんのところへ感謝の気持ちを届けに
タオルと本を持ってきたけどやはり行くのはやめておこう…

そう思って過ごしてホテルのテレビをつけると浅田真央さんの素晴らしい演技が何度も流れていた。
「自分らしく」
そのインタビューの言葉に私は
自分の行いを恥じた…

本まで書かせていただき自らの
理念である
行動の中に感動がある。行動の中に喜びがある
という生き方を反逆しようとしていることに。

ただ一旦思考が働くと動きたくても頭が拒否してしまう・・・。
そうか誰もがこのような衝動にかられておられるのだとはじめて感覚を得た。

怖い。恥ずかしい。
先を想像するとやはり怖い。
無意味さが身体を動かさない。

それでも私を大きな呼吸をしてタクシーに乗り込んだ。

街路樹を抜けてタクシーを降りた。
何年ぶりかに訪れた長渕さんのご自宅。
あの頃と同じように微塵もファンだからという気持ちにもならない。
ビジネスとしてタオルソムリエとして降り立ったその場所で今回も撃沈する…

しかしなんともいえない爽快感があるのである。
これは行動したものにしかわからないのであろう。
営業に日々明け暮れるサラリーマンも血へどを吐くほど練習するアスリートも
自分を信じて闘病生活を過ごす人も動いた分だけ前へ進める。

戸惑いながらもこの歳でも行動でけた。

勇気がいるようになった分、要らぬ大人になってきた。
それでもこれでいいのだ。

ヨタヨタやけどお気に入り！
そこまで使ってほしいタオルがあります
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