こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
令和元年 101回大会 3度目の甲子園観戦。
アルプススタンドで2度も同級生の息子を応援させてもらえる機会をいただけるのは贅沢な話である。
全国から押し寄せる遠路から来られても甲子園内に入りきれない地方のファンの方々に申し訳ない気持ちも抱きながら選手を応援した。
熱中症にならぬようにと私たちに振る舞うアルプスの売り子に目を向けた。
グランドに近い最下位から最上段まで彼女彼らは灼熱の対応の元、どれだけ右往左往することであろうか…⁈
それもとびっきりの笑顔を向けて叫びだす。
「ビールいかがですか?かち割りいかがですか?飲み物いかがですか?」と。
手をあげる方に笑顔で駆け寄り語りだす。
「暑いですね。応援してますね。」と寄り添う会話をしながらまたお願いしまーすと試合の合間の空気感を損なわないようにテキパキとことをなす。
ユニフォームも販売するドリンクも限られているので特徴をつける精一杯のオシャレは帽子につける髪飾りくらい。
でもその姿が愛くるしく一生懸命に販売に情熱を注ぐ姿はグランドにいる球児と同じように頼もしく見える。
よく観察するとできる子とそうでない子が動きや仕草で分かる。
同じドリンクを販売していても声をかけやすい笑顔と声と仕草と金銭の授受の姿勢は顕著である。
何をもって楽しみその仕事をしているかが垣間見える。
清々しい彼女たちに喉を潤して頂きながら熱戦に注視すると乾いた金属音と黄色い声援がマンモススタジアムにこだまする。
甲子園。
それぞれのポジショニングに備わったスタッフがいて大会がくりなすドラマがあることを私たちは忘れてはならない。
当然の場作りとは思わず全てに感謝して今年の大会を観た。
楽しい。悔しい。拳を突き上げ打球を追う。
高校野球の夏。
まだまだ熱戦は続く。
スタンドの売り子の健闘とともに。