被災地支援と向き合う

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

 

あれから6年の歳月が経ちます。

東日本大震災での犠牲者の皆様に心よりご冥福をお祈りいたします。

 

被災地での復興は道半ばという報道と様々な角度から特集番組や記事が掲載される中、

私はいつも被災地へ行き定点観測を行いながら街の景観と人々からの聞く実態を

自分に落とし込むように向き合おうとしてきました。

 

それが決して自分よがりであったりすることにならぬようにと

言い聞かせながらこの五年間はしてきたつもりでした。

 

今年に寄せていただいた宮城県南三陸町のさんさん商店街のオープニングセレモニー。

 

全国からボランティアスタッフも手伝いに来ていただいている中

様々な問題も当事者にはあると伺いました。

 

「この小さな街で来ていただいたらやはりその地へも御礼に、応援にいかなければ

ならない。それは今後は果たして逆の立場になったときにできるだろうか・・・?」

 

そうぽつりの話されたときに私はドキっとしたのです。

 

この言葉を聞いて

私がこの五年間、支援できる範囲で取り組んできたことはその当時は

受け入れていただくお役にたっていたと言っていただいたのですが

今年は同じ形で支援が返って邪魔になるのではないかと感じたのです。

 

復興のありかたが変化してきている・・・。

 

街が人が前を向いている中、同じ支援ではいけない。

 

そう思うようになればなるほど自分がどのように動けばいいのか

わからなくなりました。

 

またある被災者からは

もうあの時の話は避けるようにしてしまっている。

記憶から忘れようとしている、人間の脳が。

 

そういう気持ちの被災者が多い中、忘れてはならないという報道を

この時期だけに流れるのをみて腹立たしさも覚えるとも言われます。

 

 

 

もう一方では

片時もあの日のことを忘れられない。

語り部として伝えていく伝道師として生きる人や

身の置き場に苦しむ方もおられると聞きます。

 

今、六年間で様々な被災地で私が会ってきた方々は悲しみを乗り越え

逆に勇気をくださる方ばかりになってしまいました。

 

本当はまだ苦しんで、もがいておられる深い悲しみの方もいるにも

かかわらず、その人に、会社に、直面するのが難しい時期に来てしまったのかも

しれないと思える年になったきたのだと改めて思っています。

 

そしてその方々は今、支援を必要とされているのだろうか・・・?

私は何ができるのだろうか・・・?

どんな形が望ましいんだろうか・・・?

それは自分よがりになってしまわないだろうか・・・?

 

 

それを考えると今までのような行動がとれなくなってしまい

今日という日を迎えてしまったのです。

 

朝、神社に向かい手を合わせご冥福と生かせていただいている命に感謝を伝えて参りました。

自分の家族の災害用持ち出しかばんの点検を行いました。

 

出来ることが毎年被災地へ訪れながらこれだけなのか・・・?

そう思いました。

 

相手を思いやればやるほど心の奥の被災地への気持ちが

生半可な気持ちで失礼になると思い外へ向けてのアクションを遠ざけようとしてしまいます。

 

だけど私はタオル屋。

タオルを通じて毎年形を変えて支援してきたことをタオルを通じて出来ることが

きっとある。

 

そう思いながら今年も本日の皆様のお買い上げいただいた売り上げを

被災地支援にさせていただきます。

 

どのような形がいいのかすぐに判断が今年はできませんでした。

 

しかし良い報告が出来るようここに記します。

 

 

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