こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】京都工芸の寺田です。
当店は父親の代から現在34年間、郵便局の粗品販売(窓口で貯金や保険加入でいただく品)を中心に営業をしてきました。
父親から13年前に引き継いだ後も郵便局の売上が90%でした。
昨今、郵政民営化という大改革が進んでおりますが、地域に根付く郵便局を13年間、見てきました。
様々な流儀にて特色のある郵便局作りをしてこられた各局の郵便局長様とは本当に親しくさせていただいております。
滋賀には217局の特定郵便局便局があります。
全て写真に納めてあります。全局配達に行くのですから!
その中で学んだものは何か?
それは大変、大きな価値あるものでした。
ご存じのように滋賀には真ん中に大きな琵琶湖があり、その周囲に街があります。
特定郵便局を全217局を6日かけて配達することがあります。
当店は発送せずに配達することをモットーに商売をしてきました。
これが郵便局様のニーズに合ったサービスであったのです!
もう少し詳しく書かせていただきます。
特定郵便局を各地位ごとにまとめる「部会」 という形で地域ごとに存在します。さらにその部会を連絡会という形でおおまかに滋賀県では3連絡会があります。
この部会の部会長のニーズ・連絡会長のニーズに当店のサービスがピタッとはまっていたんですね。
今までは粗品の購入は部会長が各局分を仕入れて各局へ配分する仕組みをされていました。業務の一環として各隣局へ配達に行っておられたのです。
しかし、業務の複雑化・局員の減少という中で忙しい中、手間のかかる煩わしいことでありました。
そこで当店が各局を代行配達することによりその答えを導き出したのです。
配分して配送する業者は多々あったものの、梱包単位での受注しか受けない業者がほとんどでありました。
それは業者が発送する手間の問題があったのです。
当店は梱包単位での発注ではなく局の予算に合わせて発注いただくシステムにしていました。地元であるから可能なやり方です。
極端にいえば、1局に1個配達することもあります。
顧客サービスに合わせた配達をすることにより郵便局長様にも喜んでいただけました。
又、各局長様、全てを知ることが出来て自局の予算の注文もいただくことが当店は出来ました。
さらに局員様個人のギフトニーズにもつながりが出来ました。
滋賀県で京都工芸を知らない郵便局はひとつも無くなりました。
【配達大好き!京都工芸】とキャッチフレーズにしていました。
おかげで滋賀県の道は誰より詳しくなりました。(笑)
おかげで滋賀県に詳しくなり産地の名産を知り四季折々の名所も知ることが出来ました。
おかげで滋賀県の郵便局様の活動をこよなく知ることが出来ました。
おかげで滋賀県を愛することが出来てご恩返しが出来ればと思うようになりました。
郵政民営化となり予算配分が減少してきたので配達に伺う機会もめっきり減ってしまいました。
これから変化していく郵便局を何らかの形でバックアップ出来ればと思っています。
顧客にあったサービスは何であるのか?
いつも考えながら過ごすことができるようになったことを深く感謝しています。