こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
もうずいぶんと前のこと・・・。
心友の結婚式の司会を頼まれた。
その1か月前にお父さんが不意の事故で亡くなられた。
私を気遣い司会は他人であるプロに任せれたことがある。
何かしてあげたい思いから当日は動画のビデオ撮影を買ってでた。
その時に自分にふっと降りてくる瞬間があった。
新郎が待ち構える高砂にお父さんがお色直しの花嫁さんを連れて入場してこられた。
新婦の入場をレンズが追っていたその向こうに新郎の涙の顔・・・。
そのままご親族の方へ歩かれる速度にあわせてカメラを向けたその先に
おばあちゃんの顔がくしゃくしゃになって泣いておられる姿に
私は思わずズームしてしまっていた。
涙を覆うおばあちゃんのその手は人生を物語っていた。
幾重にも重なるしわの数は血管が浮き出た中に重なり
苦労をもものともせず、生きてきた手であった。
息子はこの孫の晴れ舞台を見たかったであろうに・・・と。
それから私は人様の手に興味を持つようになる。
頑丈でパンパンに膨れ上がった手。
シミで日焼けして真っ黒になった手。
透けてしまいそうなか弱い手。
生まれてきた赤子の手。
切符を受け取る手。
料理を厨房から運んでくる手。
指が揃っていない手。
爪が輝かしいつややかな手。
母の手。
親父の手。
練習でマメだらけの手。
傷だらけの手。
それぞれに年輪を重ね味わい深い手には人生をどのように
過ごしてこられたかを物語る瞬間がある。
人を信じたくなる瞬間が手にはある。
手のぬくもりを感じながら幸せを感じる時がある。
そんな手に今日も出会う瞬間があった。
また明日も、そしてこれからも、手に感謝しながら。
ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
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