倉敷の暮らしと文化

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

勉強会の仲間に岡山県倉敷を案内いただいた。
倉敷駅を一歩出ればチボリの痕跡を残したアウトレットモールが
息吹を吹き返しつつある。

一路、アスファルトジャングルを抜けると酒津の公園が待ち受けていた。
まもなく桜の名所として親しまれているこの地は高梁川がゆっくりと流れ
時を一度にゆるやかにする。

案内人が一番目に紹介したかったここに佇む水辺のカフェは、旧民家をそのまま
残して三世代が笑顔になれる空間をコンセプトにオープンされて
日々満席の状態が続く。
ここでいただいたカレーは絶品であった。

水辺のカフェのオーナーでもある三宅商店の辻信行さんは倉敷には無くてはならない存在の方である。
食事中に挨拶に来られた後、直々に5分だけお時間いいですか?っと
倉敷の街を探索しながらガイドをしてくださった。
これほど情熱的に倉敷を語りブランドを創り上げるために活動される方が他にはいないというほど
オープンリーダー的存在である。

話が過熱して高梁川の渡し船に乗りたいということになり無料の乗船にまでおつきあいくださった。

倉敷の江戸時代から明治時代を主とし一部昭和初期にかけての町並みが残る美観地区へ
向かうとそこは時代の変化に向き合いながらもよき人々の文化を共存し、今も行き続ける
元気さがあった。
白壁となまこ壁が美しいコントラストにたくさんの観光客がカメラのシャッターを切る。

IVYスクエアの概観はつたが圧巻で独特な趣で訪れた外国人も和洋の洋館に
心をときめかすのだ。

その美観地区の中に以前の勉強会で一緒だった(株)バイストンの武鑓さんのお店もあり
倉敷頒布の品々を手にしながらマイ箸入れを買った。

観光客のそれぞれが名物をほおばりならおいしいねと会話も弾む雰囲気を街全体が
創り上げている。

リットン調査団が倉敷岡山を訪れ、人類の遺産であるこの地を見たことが幸いして
第二次世界大戦の爆撃候補地であったこの場所の投下を除外することにしたのは
有名な話である。


投下を逃れ、町並みが当時のままに残るのもこの大原美術館の存在が大きくある。
個人収集の遺産としての美術品は類を見ないすごさであることを館内に足を踏みいれれば
わかる。
時間があるならここは半日はかけてゆっくり回られることをオススメする。
巨匠フレディック・モネ・セザンヌ・ゴーギャン・ルノアール・エル・グレコの作品は
目に焼きつく洗練を受ける。

美観地区にも三宅商店が長蛇の列である。

同じ系列の林源十郎商店の奥にあるテラス風のピザを食べるカフェで
辻さんもお招きしてみんなで食事をさせていただいた。

中学校の修学旅行で来た時以来の倉敷は私の想像を超えるコトの作り方が
整っていた。
辻さんが街に残したいという志を聞いたことでさらにこの街が
好きになってしまった。

時をおいてまた訪問したいと思う。

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ヨタヨタやけどお気に入り!
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