ぱーーーふーーーー♪

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


ぱーーーふーーーー♪と
軽トラックにお豆腐やお惣菜を乗せて橘豆腐さんがやってくる。
弊社のスタッフが以前に購入した経緯から会社の前を通る際には
兄ちゃんが御用ございませんか?と声をかけてくださるようになった。


毎週火曜日、主婦であるスタッフは今晩の献立とばかりに
お目当ての食材を購入していく。


私もよばれたことがあるが本当に美味しいお豆腐で
皆さんが買いたいと思う気持ちはよくわかる。

通常のスーパーより1割から2割割高でも
なぜここから買うかの理由作りがあるのではと
名刺とタオルを持って店主にご挨拶に伺った。

所在地は琵琶湖の向こう岸の草津から来られているそうだ。
販売員さんが若い店主かと思いきや従業員だそうで
合計7台の車で販売に回っているらしい。

大体軽トラに積んでいる食材はその日の間に売り上げてしまう量だそうだが
結構な品揃えに驚いた。

豆腐屋さんの朝は早いこと聞く。
こだわりの製造方法で鮮度よく消費者に届けることで
根強いファンが増えていくのだろう。
ここには価値があるから少々高くてもここで買いたいが存在する。
スーパーを介さないから直接販売だから安いはずという消費者の頭の回路も働かない。

美味しくて新鮮で便利が心をとらえて離さない。
商売はこうでなくてはならない。
相手が欲する理由が明確であれば多少の価格の差は問題にならない。
要はどこで買うかの価値なのだ。

さてさて
豆腐屋さんと言えばぱーーーふーーーー♪の音色だ。
なんで昔からこの音色なんだと聞くと
【ぱーーーふーーーー♪】ではなく【とーーーふーーー!】と
聞こえるように昔の豆腐屋さんがラッパを吹いて回ったそうな。

ほんの2分ほどの会話だがたくさんの情報が飛び交った。

昔はこのあたりでも
ロバのパン屋さんもチャルメラの夜鳴きラーメンも
竿竹売りもトラックにリズミカルな独特な
音頭で町売りに来てくださっていた。

今は廃品回収に冬場の灯油の販売カーくらいなもんで
お豆腐やさんのぱーーーふーーーー♪も数少ない文化となってきている。

どうぞ、いつまでも商売繁盛で!と声を掛けて
豆腐屋さんは去っていった。

   
 

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