そば処 すがわら 南三陸町 割烹 店主と出会う

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

被災地へ向かい支援しているのは決まって4月になる。
桜も散り始めこの東北にも春の日差しが気持ちいい季節がやってくる。

和食を用意させましたと現地の縁者に連れていかれたのが
【そば処 すがわら】さんだ。

仮設住宅まで自ら迎えにきてくださった。
走り慣れた道であるかもしれないが街頭も無い細い山間を
ヘッドライトを頼りに登って行く。

川を渡り一枚ののぼりと看板が目印である。
自宅を開放したという入り口から庭石の見事な庭に優雅さと気品を
感じる。

その気品は料理に出ていることは後述するが店主の良成さんは
至ってまじめで腰が低い料理人である。

通された自宅の和室は隠れや的存在を演出するのに十分な構えをみせている。
大きな空間に家庭的なしつらえが心地良い。
初めて来たとは思えない開放感があるのである。


お通しに持ってきてくださった山椒の入ったちりめんに箸をおとすと
さすがに関西の北新地で10年東京銀座で5年と下積みをされてきた
上品でかつ食べ応えのある旨味を感じてしまう。

注がれたビールでノドを潤すと早速、銘酒で一献傾ける。


見計らいながら通される割烹料理の味は見事なまでに食材を生かして
舌を喜ばせる。
滋賀から来客が来られるとお聞きしていてそれにあわせて今日は献立を考えて
くださったという店主良成さんであった。

会話も時には入っていただき、料理へのこだわりや店のありかたなどを
お伺いさせていただいた。
奥からはお母様の優しい笑顔とともに料理も運ばれてくるので
震災があり心は折れかけたと聞いても彼なら十分にこの場で人々を
温かい気持ちで迎え入れてくださるえらい方になられるであろうと確信が持てた。

ほろ酔い気分でその場を後にしたが、食べきれなかったアワビ炊き込みご飯を
宿先でほおばった。
店主の心が米にまで染み渡っていた。

そば処 すがわら
■所在地:南三陸町入谷字林際21-3
■電話番号:0226-46-6729
■営業時間:11:00~20:00(ラストオーダー19:30)
■定休日:水曜日

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