こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
木曜日の休みを取れるようにようやくなってきました。
今年は3度目のお休みを持ててます。
花粉症がひどいので息子と午前中は耳鼻科へ診断に行きました。
沢山の患者さんが溢れる待合室…。
いくつかの医療メーカーさんの営業さんが薬の納品に来るのを見てました。
息子より少し年上になる社会人経験の浅い営業マンさんが容器から薬を窓口で渡されます。
薬の数と内容を確認してハンコを押す看護婦さん。
「二つしかないですが昨日FAXで3個お願いしたんですが…」と看護婦さん。
「いや、2つしかご依頼頂いてなかったです。出でくる時に私も確認したので」と営業マン。
「FAXには3個と書いたのですが・・・」という看護婦さんと自らの主張を繰り返す営業マンの姿を見ている中で
「明日でもいいのでもう一ついただけますか?」という看護婦さんの対応に分かりましたと去っていく営業マンを一緒に見ていた息子に問うてみました。
「お前が営業マンならどのようにするか?」と。
息子はしばらく考えていましたが「分からない」という返答でした。
無理もない、社会に出ていない学生の中では経験のないことでしょうから。
「ここはお医者さんが運営する病院だ、いわば彼(営業マン)にとっては薬を買ってくださるお客様にあたるな。
色々な製薬会社さんがある中で彼の会社を選んでくださっている大切なお客様や。
自分がいくら間違ってないと判断して会社で確認してきたとしても
まずは相手にお詫びする姿勢から入らないとあかん。
どちらも正しいと思ってやり取りをしていたやろ。
相手のことを思う形で理解しはったのはお客さんである目上の看護婦さんの方やったやろ。
彼は最後まで謝らず去っていったな。
間違ったことはしてないから芯を通すのは大事なことや、けど会社の顔として送り出している営業マンはお客様があってこそ仕事をさせてもらっているということを忘れてはあかん。
まずは相手さまに寄り添うことや。たとえ正しいことをしていても社会ではそれは通用せえへん場合がある。
そして正しいことをずっとやり続けられる人間はまずおらん。
誰もが失敗するし間違いをしてしまう。
その間違いも寄り添うことでいい関係になるねん。
ええか、さっきその前に来ていた別の女性の営業さんは薬と一緒に近所で買うてきたお菓子を看護婦さんにあげたはったやろ。
メチャ喜んではったやん。
看護婦さんもまたなんか営業さんにあげたはったやろ。
あれが絆や。つながりや。
賄賂は分かるか?賄賂はそれで契約してしまわないとあかん汚ない関係や。
けどさっきのお菓子は『その人』という人間性の優しい関係や。
お互いにミスをしてもかまへんかまへんと許せる関係になり
さっきの青年の営業マンみたいな商品の受け渡ししてハンコを押して挨拶のひとつもせんと帰る関係と全然違うやろ⁈
どっちの営業マンの方が同じ仕事をしていて楽しいと思う?
仕事の楽しさは自分が楽しくしないとあかん。」
「そやな」と息子はクシャミと鼻をかみながら聞いてくれた。
息子が今後において体験していくのが一番やけど
一緒にそばにいている時は私が皆さんに教えて頂いてきた貴重な体験を語ることも
今の時代の子供には必要なのかもしれない。
どこに場所を移してもスマホの画面を見つめて人に注力しない人が大人も子供も多い現実。
情報の偏りや人から受ける目の前の行いに対して対処できないとか反応がなくなるのではと危惧してしまう。
まだ私の時代は人から受ける影響が大きいかったので失敗した対処や怒られることの経験から立ち直る方法を教わっていた。
今は一度の失敗がせっかく内定をもらった会社であったとしてもすぐに辞めてしまう結果になってしまうのが勿体ないように思う。
社会は厳しい分があるから楽しみもやり甲斐もある。
何度でもやり直すことの出来る人生にするためにもしっかりと目の前の出来事をみてほしいと息子には思う。
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