こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
タオルは本来ビームに整経された状態でタオル織機に掛けられて織られていくのですが
個口対応が多く求められる昨今に見本製経機(サンプル整経機)という機械が導入される
工場もあります。

こちらが見本製経機(サンプル整経機)です。
では本来はどのような形でタオルができるかをお伝えしないと見本製経機(サンプル整経機)の
利便性が分かりませんよね。

タオルを織機に掛ける前の作業を製経と言います。タテ糸・パイル糸を必要な長さに巻き取る作業のことです。
手前に鉄製のロールがビームと言います。
奥にある糸を立てているのをクリール言います。

白糸をクリールに立てた状態です。

色糸を立てた状態です。

のべ師さんが糸を調整しながらタイコに巻いていく場合と直接ビームに巻きとっていく方法がありますが
ここではタイコに巻いていく方法を紹介します。

白糸では分かりにくいので先染されたカラー糸をタイコに巻いていく様子です。

タイコに巻いた糸を下糸用と上糸用に別々に巻いていきます。

オレンジ系の上にあるビームが上糸。
ブルーにオレンジの線の糸模様が下糸でビームに巻かれた下糸です。

様々な色糸で巻かれたビームを織り上げていくと

このようなイメージで織り上げられていきます。
この作業をしていくことでタオルが織られるのですがロットが大きくなってしまうので
まずは織上がりデザインを確認したいというご要望にあわせて
小ロットで巻き織ができる機械が見本製経機(サンプル整経機)なのです。
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