民生委員会長さんに教わる

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】京都工芸の寺田です。

滋賀県で社協・民協の優績表彰を受けられた会長さんと親しくさせていただいてるいるが、この方がまた素晴らしい。

福祉というものを懇々と語っていただける貴重な存在だ。

県も学校も警察もご父兄さんも地域の方もこの方にかかればバンザイ状態である。

歩く民法とでも言うべき方だ!

「地域へのご恩返しでしてんねん。」っといつも最後にはおっしゃる。

なかなか、ボランティアでする社協・民協のやり手が避けられる今日において、

率先して一件、一件訪問される大変な仕事ぶりを聞くと頭がさがる。

先回の訪問時にお話いただいた内容は大変に参考になった。

よく園児さんのお母さんの前でも園に呼ばれてお話する機会があるという。

「この中で仏壇や神棚があるおうちの方は手を挙げてください」っと

訪ねると40名の中で2名ほどしか手を挙げられないらしい。

話しは続く。

「ご先祖さんを敬う心がないからお子さん方ははありがたみを知らん。

昔はおじいちゃん、おばあちゃんも同じ屋根に住んでいてそれぞれの立場があり礼儀や作法も教わったもんや。

しかし、今は核家族化となりさらにお仏っつあんも神棚もないご家庭が多い。

昔は人さんからもろたものはまず、ご先祖さんにお供えして米が炊けたらおぶぱんをかかげておさがりを感謝の気持ちでよばれたもんや。

今はもらったら子供が手もあわせんと包装紙をブイっと破って食べてしまう。

感謝の気持ちは大事やっちゅうことを知らなさすぎる。」

話しは続く。

「しかし、そうなったんもわしらの責任じゃ。

戦争が終わってひもじい生活をしてわしらがあんたらには、もうこんな生活をさせたらあかんと大事に育てすぎたわしらの責任じゃ。」

責任がわしにあると言うとお母さんは何もいわない。

責めると反感を持たせるだけで地域の密接な関係作りに協力はせんと言う。

非は自らにあるとするとこんなじじいの話しも聞いてもらえる。

なるほど、人に話をする姿勢がよくわかったし参考になった。

いつもお出会いするとそのフレキシブな活動に感動するし元気をいただく。

元気で本当に長生きしていただきたい。

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