こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
年間の赤タオルのご依頼は多いですがその分、お客様の不快な思いをさせてしまうことも
多くあります。
まずはこの画像を見ていただきましょう。
初めて手にしていただいたタオルを洗濯してもしても赤の毛羽が洗濯機につくと驚かれる方が多いのは
確かです。私もこの仕事をしていないと多分すぐにクレームを入れて不良品だと言っていたと
思います。
世の中に濃い色のタオルが少なくナチュラル系のカラータオルが多いのは
色移りの問題が起きることも防ぐためでもありますが
このどうしても最初の毛が落ち着くまでのタオルの毛羽が問題となります。
洗濯機の水量のアップ・柔軟剤の投与をせずに日陰干しをお伝えする基本情報以外に
3次元の織物であるタオルの組織の摩擦から発生する毛羽を抑制させるには
どんなタオルでも3回以上の洗濯による綿組織の理解をお伝えしないといけません。
しかしお客様には思い入れのあるタオルに関してはこの状態とみれば
すべてタオル屋の責任です。
今治タオルブランドの認定を受けていても最低限の毛羽落ちは発生してしまいます。
今後はその使用方法のご理解と洗濯機メーカーへのご協力と意見を交えての
アフターへのケアが重要な時代になっていくと私は常々考えています。