本所おけら長屋(八) (PHP文芸文庫)畠山 健二氏 (著)

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

「酒の猪口をゆっくりと舐めた。」

毎度お馴染みのおけら長屋の小説にはよくこの言い回しが登場する。

庶民の生活で寄り添うように酒が緩急をつけて場面を演出するからだ。

 

作家畠山健二先生が一作目を出されてからのお付き合いなるがとんと
ここんとこは忙しくされていてお会いする暇もない。
先日還暦&出版パーティーでお会いしたのが1年ぶりであった。

なんといったって総部100万部に間も無く届くというベストセラーシリーズにまで世に愛されるんだから私になんぞお会いする時間も無いのも頷ける。

 

勢いよく今までは即読みあさってはこのブログでも紹介してきたが今回限りは
「酒を舐めるよう」にゆっくりと読んでみようと手にしてからはページを開かずにいたのである。

 

ところがのっけから登場する今も昔も変わらないおけら長屋の面々に懐かしく再会したような
あったかい気持ちが宿り出すとあれよあれよと読み終えてしまうから仕方がない。

これが畠山先生の世界でありおけら長屋の中に息づく人情風情というものだ。

 

読み終えたと同時に気持ちが優しくなるのは私だけではあるまい。

 

小説を読む人が少なくなり本を手にする人が減ったと言われて久しい。

しかし今も売れ続けるこの小説が何故なのかは現代に『足りない何か』を欲するからなのであろう。

 

成熟してしまった現代で足りないものがないことが不安な世の中、何ひとつ足りてないおけら長屋の人々に救いを求めているとすれば『人情』に行きつくのではないであろうか。

人が人を思い優しく泣き笑いできる時代にはものが多少足りなくても貧しくても手を取り合って人間らしく生きてきたのだと。

高度経済成長の中に置き忘れてきた大切なものをもう一度探しにこの小説に手を伸ばすのであろう。

 

まだ手を伸ばし大切なものを愛しむ人が多いのであれば今の人々も捨てたものではない。

手遅れにならない素性が私たちにあることが本の部数に比例すると喜びたいと思う。

 

今回も飽きもさせずに最後まで楽しめる作品に仕上げられる健ちゃんの小説に感服である。

ありがとうございました。

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