〈質問〉—————————————————-
私の父は中小零細の不動産業を営んでいますが、私は不動産に興味がなく、
業界としても今後の動向に期待がもてません。家業を継ぐことについて
経営者の皆さんはどう思われるか、教えてください。
(明治大学商学部 大谷彰さん)
大谷さんのブログ:笑顔の展覧会東京スタッフ大谷彰の架け橋ブログ
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大谷彰さん
こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
毎度ご質問ありがとうございます。
今回もなかなかご質問をいただきながら回答できずすみません・・・。
一緒になって考えていきたいと思います。
私も先代の意志に従うことの無意味さや商売のノウハウさえ分からぬ学生時代が
ありました。
儲かっているのか人を幸せにしているのかさえ分からないのは
近すぎて余計な部分を見過ぎているからでもありますし経営者として見る前に
父として写ってしまっているのかもしれません。
今となっては経営が自分でしていく立場になると先代の偉大さや
商売の大変さをつくづくと感じるものです。
しかし、今のうちはお父さんのやり方を尊重するより大谷さんの今の反骨精神があるほうが
いいのではないかと思います。
時代を築いていくのは己です。
言葉や感情で立ち止まるよりその中へ飛び込む勇気が必要な時がくるでしょう。
私の知人のコミニティでちょうどあてはまるなっと思った記事がありましたので
拝借して記載させていただきます。
大谷さんのお父さんの会社も私の先代の会社も伝統産業なのかどうかは
分かりかねますが本質は一緒じゃないかと。
・・・一部中略・・・・・
不易流行(ふえきりゅうこう)という言葉に答えがあると思いました。
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松尾芭蕉が提唱した俳諧理念・哲学の一つ。
「不易」は永遠に変わらない、伝統や芸術の精神。
「流行」は新しみを求めて時代とともに変化するもの。
相反するようにみえる流行と不易も、ともに風雅に根ざす根源は実は同じであるとする考え。
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伝統産業には、この言葉が当てはまるんですよ。
伝統産業の本質とは何か?
「昔からの手法、言い伝えをかたくなに守ることが伝統産業なのか?」
となると答えはノー。
伝統産業とは長い時代を超えて、生き続ける事が出来た産業、商品、サービスの事をいいます。
決して昔からある古いものを守ることが伝統産業ではありません。
次の世代に生き残ることが出来た産業や商品、サービスが伝統産業といわれているものです。
それには「不易」といわれる、変えてはいけない本質と、「流行」といわれる時代の変化と共に変えていくという、相対する2つの要素が存在するのです。
「ビジネスの成功にはセンスが重要」で、時々「不易」と「流行」が逆になっている人が実に多いのです。
変えてはいけない「不易」が定まっておらず、コロコロ変えてしまったり・・・。
かと思えば、本来なら変える必要がある「流行」を、頑固なまでに変えようとしなかったり・・・。
自分のビジネスの「不易流行」を見いだせた人が、外から見たら「ブレていない人」に見せるのではないでようか。
・・・・・・・略・・・・・・・・
経営者のもとで生まれているからこそ分かる質というものが大谷さんにも
おありかと思います。
その部分を大切にしながら覚悟をもって前へ行かれるといいかと思います。
また相談ください。
ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
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