こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。
半年ぶりに訪れた被災地、南三陸町。
今回はタオルメーカーであるおぼろタオルさんと一緒に訪れた。
仙台空港に到着すると山内さんが
笑顔で出迎えてくれた。
久しぶりの握手を交わす。
被災地の状況をお伺いしながら進路は北へ向う。
100万人大都市から離れていくと
流れる川の景色に沿うように桜並木が春の訪れを感じさせる。
山は津波で削り取られても桜の木は強く復興を応援してくれているように思えた。
初めて訪れることになったおぼろタオルの森田さんは、けたたましい爪跡の残る防災対策庁舎の前で何を思い手をあわせたことだろうか。
依然に比べ残骸は撤去されはしたものの荒野の姿は変わらない。
春とは名ばかりで、北風がまだまだ復興に時間がかかる辛さを感じさせていた。
復興タオルをさんさん商店街に寄贈させて頂くのが目的であった。
私たちを商店会長の及川さん達が温かく迎えいれて下さった。
(写真左から菅原さん、及川さん、山内さん、おぼろタオル森田さん)
ここにはゼロからのスタートということから前へ進まねばという気持ちが全員にあるから結束も強く驚くほど元気である。
誰もを笑顔で迎えいれる地域性があるから全国からボランティアが訪れても
「おかえり!」と出迎えるから、中にはそこに移り住む人さえいるという。
イベントごとに遠路から支援にくる縁者も後を絶たないらしい。
現代に足りない部分がここにはあるのだと思う。
酒を交わし深夜までこれから先の
おもいをお聞きする。
誰かがやらねばでなく、全員でやるという思いが強い。
誰かを頼るでなく、自らがやれることを行っていく意識が強い。
そして全国から訪れる支援に本当に心から感謝なされておられ
私達がご恩返しが出来るように生きるというおもいが本当に強いのである。それほどこの三年で支援をいただいたことに感謝されておられるのである。
「あ、日本は何と優しい思いやりのある国だ」と、殺伐した都会のニュースから流れる日本人のすさんだ生き方のものでなく、
豊かな気持ちにさせてくれる空気がここ東北にはあり私も心が洗われる。
引き続き毎年、タオルを通じて繋がりを持ちながら絆の本当の意味を分かち合っていければと思う。
今回もお世話になった山内さん。
勇気を振り絞って被災地に一緒に来て下さりタオル制作に尽力を尽くして下さった森田さんに深く感謝いたします。
最後の別れ際に恒例の「上を向いて歩こうポーズ!」
ありがとうございました。
ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
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