洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光 森田創著

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光 森田創著

スポーツというものは本番の試合よりもいく倍もの練習を重ねてこそ成果となる。
ご多聞にもれず野球もそのひとつである。
素振りの数。シューズが擦り切れるほどの下半身鍛のランニング…。
地道な練習の数だけ輝かしい成績となる。

この本を紐解くプロローグを読み始めた時に私はこの先の9イニングを涙無しに耐えうることができるであろうかと思うほどの衝動に駆られた…。

自らが30年前に無心に自宅前の夜空の星を見上げ黙々と素振りをしていた頃に重ね合わせてしまった…。

この本は80年前の今も伝説として語り継がれる名勝負と名選手の野球にかけた思いを書き記した物語である。

選手にスボットをあてがわず洲崎球場という場の在り方にこだわった筆者の志に恐れ入った…。

その今は亡き球場の痕跡から映像が浮かんでくるほどの内容に描かれたこの本に出会えて本当に良かったとしみじみ思う。

戦争による徴兵制と当時のメディアの思惑、さらなる娯楽をビジネスに取り組む惜しみない努力をする鉄道会社と
影の組織による人材コントロールによる職業野球と揶揄された屈辱の歴史の脱却・・・。
賜わりしものは今も昔も成熟させる文化に落とし込む際には変わっていない・・・。

新しいものを作り出すエネルギーに場づくりと惜しみない努力をした裏方とアスリートの物語は
野球を愛する私のとって出会うべくして出会った一冊となったことは間違いない。

当時、野球を愛するプロの世界を背負った選手は一生懸命に生きて
練習をしていた。

そんな昭和の歴史を当時の名選手の名前をそのままに記述されている・・・。

当時のスタジアムのファンの様子。
選手がどんな思いでグランドを駆けたのか投げたのか・・・?
監督やフロントが選手のためにプロ野球のために
尽力したのか・・・?

見え隠れする世論の裏には純粋に野球を愛したドラマがあった!

歴史の1ページが開くそれぞれのシーンが登場する。
そうだったのかと野球ファンならずとも当時の興奮が走馬灯のように駆け巡る。

今日も私の住む近くのグランドでそして近くの球場では金属音が鳴り響く。

当時の彼らのように好きなことにひたすら突き進み、今という瞬間を生きることの素晴らしさが何よりも変えがたいという
本当の幸せを感じて欲しい。

振り返った人生でその時を生きたものこそ笑顔でいられると思うのである。

ぜひ一読いただきたい本である。

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