<質問>
「市場がよい企業、よい製品を選ぶ」という考え方は、果たして正しいのでしょうか。
(明治大学商学部教授 村田潔先生)
村田先生、こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】京都工芸の寺田です。
本日も一緒に勉強させていただきます。
先生の情報倫理分野でもありますインターネットというグローバル・ネットワークの普及により市場の流れが今までとは全然ちがう形で行われているのは身をもって感じます。
当社はギフト業を専門に35年間のれんを築いてきましたが、情報発信に遅れては先がないとの思いより、タオル専門サイトとして道を切り開きました。
今までにお会いできない素晴らしい企業様からのお声掛けをいただき、業績を上げている次第ですが、それも当社が良い企業だから、そして良い商品を扱っているからだと思っております。
その為に他社が足で情報を得ないニッチな製造業様まで多数行ってまいりました。
それは当社が小さい会社だから出来る小回りのよさ、フットワークからくる大企業には真似できないところの良さであります。即決が可能だからです。
そこでひとつ気づいたことがあります。
ここからが先生の問いかけいただいた本題かと思います。
私は情報発信が出来るポジションにいますが、良い製品を持っていても市場に
発進することが出来ない素晴らしい製造業様がいっぱいおられたことを今年は
たくさんお出会いさせていただいて知りました。
今日は食べていくほどの大量注文があっても明日は注文がゼロかもしれないと
不安でおられます。
あれほどの素晴らしい技術と製品をお持ちながら、おっしゃいます。
又、当社のように現場で商品を販売している企業は来ないとも言っておられましたことが耳に残っています。
そんなこんなで当社が代わりにネット分野では情報発信させていただくことで協力を深めた企業様が何社かございます。
市場がニッチな分野まで目にとまる時代ではありますが、まだまだ、埋もれた
良い技術、製品があると思います。
タオル業界、またはギフト業界は閉鎖的なところがあり、市場への反映が
遅いところが常々あり、良い企業だけで市場が食いつく製品もあることも
事実です。 良い製品であるとは限りません。
情報発信の仕方にとまどう企業の良い製品をともにお客様の満足のために
隠しあうでなくGIVE!GIVE!GIVE!の精神で当社が行うことが必要だとも
思いました。
市場の目も鋭くなっております。
知っている→興味を持つ→欲しいと思う→明確に記憶する→買う
の時代から
知っている→興味を持つ→ネットで探す→買う→共有する
になっています。
自社もサーチしながら市場への良い製品を生み出す、そして良い企業への
市場への働きへもっていきたいです。
明確な先生の意図するところの解答になっていないかも知れませんが
先生のお考えもお聞かせいただくと幸いです。
ありがとうございました。